インフルエンザについて
インフルエンザは通常12月から翌3月頃にかけて流行する感染症のひとつです。
潜伏期は1~2日と短く、急な40℃近い発熱の後に、鼻汁やのどの痛みやふしぶしの痛み、頭痛、だるい、食欲不振などの症状がでます。軽症の場合は5~7日で軽快します。高齢者の場合は肺炎、小児はインフルエンザ脳症などの合併症がひきおこされることがあり注意が必要です。
★インフルエンザワクチンについて★
インフルエンザウィルスは毎年のように変異しながら流行しますので、ワクチンは毎年そのシーズンの流行にあわせたものが製造されます。
効果は接種後約2週目ごろからあらわれ、3~6ヶ月くらい持続します。発症時期より11月中までの接種が理想的ですが、流行時期からするとそれ以降の接種でも効果はあると考えられます。
感染機会の多い保育所、幼稚園、小中高生や受験生の方、職業上インフルエンザにかかると困る方などに接種をお勧めします。また65歳以上の方、あるいは60歳以上で肺・心臓・腎臓などに病気がある方、それらの同居家族の方は接種が望まれます。
・接種方法
0歳~13歳未満:約4週間の間隔をおいて2回注射
13歳以上:1回又は約4週間の間隔をおいて2回注射
(65歳以上のかたは1回で十分という報告があります。13歳以上65歳未満の方でインフルエンザに数年以内にかかられた方や毎年受けておられる方は1回接種でも効果があると考えられますが、充分な調査はされておりません。)